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スーパーリッチなホテルの使い方

 

クアラルンプールからインドのバンガロールへ着いたのは真夜中過ぎだった。20年来のドイツの友人Dから招待を受けて、
Taj West Endホテルで合流した。

彼女はドイツの名門の出で30年近くドイツと中国、インドを結び付ける政府レベルのプロジェクトや企業提携などの仕事をしている。オフィスは北京にある。

 

Dはこのバンガロール市内にあるTajの豪華ホテルに18年間、年に何回も長期滞在している。またホテルのオーナーであるタタ財閥の仕事にも貢献している関係もあって最上格のVIP扱いである。彼女のおもてなし、そしてホテルの使い方は並みではない。

まずお気に入りの従業員を秘書がわりに使い、私の部屋を徹底的にチェックさせ、花を特注していけさせ、「テレビの日本語放送は42チャンネルです」などの案内板を作らせたらしい。風呂用の香り豊かな花弁を用意し、お香の準備がしてあった。勿論、水、果物がおいてあり、タオルを象さんのように仕立ててあった。

  


翌日昼を一緒にしたが、「原発事故で被ばくして多分一生魚は食べられないだろうから」とわざわざマーケットまで行って買ってきたという特大のタイの香草焼き、瀬戸内海の鯛の浜焼のような感じでとてもおいしかった。彼女は福島だけでなく、日本中で魚は無理だと思っている様子で、何を言っても首を振るだけ。

その他、インド風野菜料理、香港で特別に調達した米の炊き込み、全て彼女のレシピーに従って私たち二人だけのためにシェフに作らせたものだ。

特にご自慢なが自分で考案したというクルミとアーモンドをはちみつけたパイ。これはコンテストで入賞したとこのこと。

  

夜中にお腹がすいた時用にとナッツやドライフルーツが入ったパウンドケーキを持たされた。彼女のレシピーで特別に焼かせたものである。彼女は全く料理をしないが、このようにシェフに自分のアイディアを伝え、作らせている。メニューから選ぶようなことはしない。素材を大切にするので、自分でマーケットに行って最上のものを仕入れてくるとのこと。今まで、北京、ネパールのカトマンズなどでご馳走になったがメニューから選ぶことは一度もなかった。

 

ドイツ人らしく清潔さには完ぺきを期して、キッチンのチェックは必ず行う。テーブル上でもう一度食器類を熱湯に潜らせる。手間がかかるからレストランは一つに限り、席はいつも同じであった。ウエイターも同じ人。運転手も同じ人を指名、荷物持ち、買い物の手伝いもその人が行う。

 

ホテルの部屋も毎回同じ、しかも絨毯を外したり、家具の配置変えなどをさせているようである。なにせ18年間の実績と、親会社への貢献があるから、そして桁ちがいのチップも関係しているのだろう。彼女はホテルを自宅のように使い、従業員に次々と指令を発している。煩雑さがない分別荘を持つよりこの方が気が利いている。

私にも同じサービスがついたので、彼女のアドバイスに従ってチップで貢献した。飛行場で換えたインドルピーを使い果たし、チップの為にマネーチェンジした。始めての経験である。皆に「次はいつ来るか」と聞かれた。

ライフスタイルアドバイザー

榊原節子

at 08:47, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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セレブの判別法

JUGEMテーマ:日記・一般
 
出版社が付けたタイトルとはいえ、数年前『セレブのルール』という本を書いてから時々セレブ関連の問い合わせがあったりする。「某女優のリタイア宣言をセレブの方はどう受け止めるでしょうか」「この時期セレブの人はどんな投資を?」といった具合だ。

 

『セレブのルール』は、人間としてトータルにみがきをかけましょう、というのが趣旨であって、テレビに出てくるような『セレブ』になる方策を伝授するものでは毛頭ない。本当の国際人とは?自分で自分を本気で褒める人が幸せになれる!人との距離の取り方、嫌いな人を陰で褒める、世界の超金持ち層の知恵、お金で本当は何をしたいのか等、私としてはかなり真剣に人生観を語ったつもりである。実際、某政治学の先生の授業副読本に指定していただいてもいる。

 

このセレブという言葉は定義自体あいまいなだけでなく、「上流階級と誰もが認めるような人」でさえ自分はセレブではないと言う。またルックス上からの判断もつけがたい。

 

何代も続いた名家の人がゴルフ場ではキャデイさんに間違えられ、自分の運転手さんより運転手らしく見える事を面白げに言いふらす人だっている。海外しかりで、世界中知らぬ人のいない大財閥夫人なのに全く「普通のおばさん」風だったり、ある大大財閥はどうみても貧乏な芸術家のようにしか見えなかった。元ヒッピーの社会活動家なのかと思ったら、大富豪だった。反対に上から下までピシッと決めているセレブ風の人が詐欺の常習犯だったりする。

 

芸者さんの元締めおばあさんからアドバイスを受けたことがある。「お金のある人は無いフリをした方がいい。無い人はあるフリをした方がいい」。けだし名言である。上流階級の人達は概して「他人がどう思うかなど気にせず自由に振舞う」からかなり突飛な人物がいたりする。というわけで、つまり、セレブは見かけでは決して判断できないのデス。

ライフスタイルアドバイザー

榊原節子


 

at 09:02, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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スイスのボーディングスクール

 

スイスの名門ボーディング(寮生)スクール取りまとめ機関であるスイスラーニングの飯沼由紀子さん(留学アドバイザー)から話を聞いた。日本・スイスの税制に詳しくこうした催しを主催されている鈴木桂さんのサロンで、新宿の夜景を楽しみながら。

 

スイスの場合は幼稚園から高校三年生までを受け入れる。学校によっても異なるが一教室の生徒数は20名以下というきめの細かい個別指導が特徴だそうだ。能力のある生徒の場合はどんどん新しい課題をあたえられるし、大学に興味がない生徒もいるとのこと。

 

世界の名門ファミリーの子弟の友人ができる。ルームメイトが中東の御姫様だったりする。英語が得意でない生徒のための配慮もある。授業についていける。ヨーロッパの中央に位置するので見学や観光面に恵まれている。美しい自然に囲まれ、スキー場にも近い(実際ボーディングスクールの中には冬はスキー場に教室を移してしまうところもある)。そして何より安全であり、世界の著名大学へ進学することができるなど、チャームポイントの説明があった。

 

たしかに30100カ国の子弟が集まる多言語環境など英国のボーディンススクールにはない国際色が特徴である。しかし費用は高く、授業料と寮費だけで年間500−700万円かかるらしい。

詳しい情報は http://www.swisslearning.com


ライフスタイルアドバイザー

榊原節子

 

at 13:27, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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平河町森タワー・新しい資産管理ソフト

JUGEMテーマ:ビジネス
 

出来たばかりの平河町森タワー、屋上には広々としたルーフガーデンがあり、一方に皇居を、他方に首相官邸を見下ろす。隣の最高裁のビルを眼下に足湯が楽しめるスペースがあった。


 

その入居第一号の(株)キャピタル・アセット・プランニングの社長北山雅一氏から画期的な資産管理ソフトの説明を受けた。北山氏は公認会計士・税理士、私がプライベートバンクセミナーの講師を務めた時、事業承継ケーススタディの講師として好評を博したこの分野の第一人者である。

 


このソフトは金融資産に加え、不動産、自社株、生命保険の時価評価ができる。いわば家計のバランスシートを作成し、それを月次ベースで(或いは必要に応じて)更新してモニターしていく。

キャピタル・アセット・プランニング社は投資信託の時価計算も行っているので金融資産の評価はお手の物である。「会計事務所がこのソフトを使って顧客の資産管理、及びきめの細かい相続税対策をしてほしい」「相続税対策、事業承継、本来は
10年、20年かけて実行するべきもの。このソフトを使えばその効果の検証ができる」と北山氏は語った。

ファイナンシャルアドバイザー

榊原節子

 

 

at 09:22, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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資産家が心配するリスク

JUGEMテーマ:ビジネス

 

しばらく欧米の資産家ネットワークに加入していたが、そのやりとりをみていると彼らが心配するリスク、或いはコントロールしようとするリスクは実に数限りない。

順不同に挙げると

 

       訴訟

       メディアリスク

       病気(認知症)、介護

       配偶者に離婚されたときの自社株

       家政婦、運転手が辞めるとき

       インフレ

       金融崩壊

       国が滅ぶ

       家族の問題(子供が不良になるなど

 

特に米国人は自分に財力があると訴訟額が膨大になると信じているらしく、莫大な保険に入る必要があると思っているフシがある。


メディアリスク(会社や個人の事故・失敗などがゴシップとして報じられること)のために
PR会社を雇う、離婚した配偶者の自社株買い取り請求に備えて現金を準備しておくなどは、まず日本人の発想にはないところではないだろうか。

 

自分が心臓などの持病を持っている場合は急変に備え医者を同行させて旅行にいくし、そういうサービスを提供する会社もある。急病のリスクに関しては、世界のどこにいようとたしか24時間以内に飛行機でかけつけるドクターサービスを始めた人に会ったことがある。手術が必要になれば直ちに搬送もするという。

 

多くの情報を握っている家政婦やバトラー、運転手に対しては契約はさておき退職時にお金を弾むようである。

 

金融崩壊、インフレ、更に国が危うくなっても自分や家族が生き残る算段をつけることはもう中世期からやってきている彼等にとってはお手のものであろうが、多分一番苦労するのが子供が不良になった時、自分と疎遠になった時の対応ではないかと思う

ファイナンシャルアドバイザー

榊原節子

at 12:32, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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家憲ー世界の大資産家

JUGEMテーマ:日記・一般
 

著名な国際弁護士バーバラ・ハウザー氏とは二十年近くの友人である。彼女は世界の大資産家ファミリーのよき相談相手で、得意分野は相続やファミリーガバナンス。先日来日のおり夕食をともにしたときの写真である。

 

彼女は10月に出版した著作のなかで米国、フランス、サウジアラビア、インド、日本そしてアメリカンインディアン、ナバホ族における資産相続の比較検討を試みている。冒頭で彼女はまず各地域における相続失敗例を挙げている。ちなみに米国の失敗例は、ハイアットホテルグループ始め多くの企業のオーナーであったプリズカー家、インドの失敗例としては最もリッチなファミリーにおける兄弟の争いを取り上げ、国の経済にまで影響を及ぼすことになった次第に触れている。

 

バーバラはこれらの失敗例は、「ファミリーガバナンス、ファミリー内の意思決定メカニズム」がしっかり制度化され厳格に守られていたらすべて防げたはずだと主張する。

 

その彼女が現在熱心にやっているのがファミリーに家憲をつくらせること。モデルは日本だろうか。しかし日本の家憲よりはずっと具体的で、例えば「ファミリーの意思決定機関を定める」、「侵すことができない個人の基本的な権利を定める」、「不満、苦情の処理の手順」、「ファミリー企業に入社・経営に参加する際の要件」、「家憲の改正の手続き等を盛り込む」ことをアドバイスしている。

ファイナンシャル アドバイザー

榊原節子

詳しくは日本経営合理化協会AVWebサイト・http://www.jmca.jp/column/tuushin.html

本の情報:International Family Governance by Barbara R. Hauser, Mesatop Press, 2009

 

at 10:50, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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スーパーリッチの為のクリームサンデー

ある人の紹介でシカゴのH銀行でランチの招待に与かったことがある。100億円以上の資産を持つ人達向けの銀行だというふれこみだった。特別に変わった銀行とも思えなんかったが何箇所かのセキュリティーを通り抜けて立派な個室に通される。そこには5人分のテーブルセットがされウエーターが控えていた。

役員から話を聞いてみると、普通の銀行だが、25億円以上の資産を持つ人のための部署があり、顧客はシカゴ地区とは限らず全米、そして海外にもいる由。ハリスさんという人がシカゴで設立し、家庭的で、長期にわたる付き合いをセールスポイントにしており、銀行員の移動も殆どないそうだ。
現在では全く銀行経営にはタッチしていないが、かつてはハリス家の人からクリスマスごとにハムと10ドルが全従業員に配られたそうだ。そんな家庭的な伝統を受け継いだ銀行である。

ウエーターの咳払いにやっとメニューを選んでいなかったことに気づく。アントレー、メイン、いずれも5種類くらいあったであろうか。ソラマメスープとサラダ、メインには海鮮料理を注文した。ウエーターがサービスをしている間会話は途切れる。何も秘密保持を尊ぶのはスイスの銀行だけではない。スーパーリッチは特に個人情報の漏洩に敏感である。絶対に写真を取らせない人、投資は全て信託や海外会社を通して自分の名前が出ないように行う人、執事や運転手の耳も大いに警戒している。

食事が終わってデザートメニューが渡された。7種類のデザートの一番目にハリスサンデーと書かれており、太りそうなものが全部入っていた。私は遠慮したが、このハリスサンデーを食べる為に銀行に足を運ぶ客もいるというので好奇心にかられ注文した。帰国したときは2キロ太っていた。

ファイナンシャルアドバイザー
榊原節子

at 12:00, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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「女性と豊かさ」の会議

「女性と豊かさ」という会議がニューヨークであり、出席してきた。

自分の生家はさながらドラマの中の『ダラス』そのものだったというお嬢様ヘレンは、その後目覚め、米国で、ついで世界各国で貧窮にあえぐ女性とその子供たちのための基金を設立した。
メディア王の家に育ち、5人もメイドさんがいながら父親からは「うちは貧しいのだ」と言われ続け、自分もすっかりそう信じていたというサリーは、「お蔭で本当に貧しい人を含め、色々な人たちと友達になった」という。自身は著名な小説家である。彼女は女性の書いた論文を世に送り出すための財団を創設した。

弟たちに邪魔されながらもファミリー企業の女社長になったある女性は、流通業界では誰もが知っている著名人。「親子が訴えあう」ファミリー企業の修羅場を語ってくれた。
駐車場を始めとする不動産関連のファミリー企業を継いだ、まだうら若い女性アーチー。彼女はファミリーに「いかによき株主・パートナー的な株主になってもらうかが大切」と発言した。また、夫がビジネスを売却したので突如億万長者になった60代のある女性は、資産アドバイザーをどう選んできたか経験談を話してくれた。

富を手にした女性とそのアドバイザーのための会議には約70人が出席した。95%は女性。会場は優雅なクラブ。ところで、外見からは誰が資産家なのかアドバイザーなのかまるっきり見当がつかない
何百億円もの資産を持っている人でもジーンズにTシャツ姿。おまけにラベルが外側に飛び出していた。夜の個人的なパーティーでも一緒になったがまったく同じ格好だった。裕福な相続人でも、仕事をしている人はごく普通のビジネススーツでの参加である。資産アドバイザーでもあるフロリダの大地主の娘は、米粒ほどのダイヤがついた指輪をして、「従兄弟の家は派手好きで5番街にアパートを持っているけれど、私達は普通に暮らしているの」と言っていた。

会議の一部は女性投資家として、またファミリー企業に働くものとしての互いの悩みを共有するセッションとなった。出席者は10人ほど。「どう資産管理アドバイザーを選べばよいか」「騙されないようにするにはどんなことに気をつけるか」「ファミリー企業にたずさわっている時、女性というハンディをどう乗り越えるか、どう父親や兄に接したら意見が聞いてもらえるか」。専門家の発言もあり、なかなか実りのある議論が展開された。

私も大いに発言して、沢山の知り合いを作った。

富裕層専門弁護士のバーバラと
富裕層専門弁護士のバーバラと

宿泊したNY「ザ・ピエール」での日本食の朝食
宿泊したNY「ザ・ピエール」での日本食の朝食

ファイナンシャルアドバイザー
榊原節子
http://setsukos.jugem.jp/

最新本
『カモにならない投資術−人生後半からの負けないお金哲学』

at 11:19, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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スパイスの国インドの大金持ち

創業60年、ブランド名Mascot等で知られるスパイスのパイオニア、ヤスマ株式会社の安間百合子社長から小包が届いた。
安間百合子社長
安間百合子社長

中を開けるとレトルトや瓶詰めのカレーペースト、麻婆豆腐用のペースト、ハーブブイヨンなどのセットが出てきた。「どれも吟味した素材を使ったもの。手軽に使えて、忙しいけれどおいしいものを食べたい女性のために開発しました」と安間社長は言われる。
まずは野菜カレーを食したところ、抜群の味であった。
スパイスやペーストのセット
スパイス

私はスパイスには目がなく海外どこへ行ってもスパイスを買う。トルコ、スペイン、バリ島。香港のホテルで食べたXOジャンがおいしかったので大枚叩いて買い、スーツケースにいれて持ち帰ったらビンが壊れ、服はXOジャンまみれ、XOジャンのにおいがなかなか消えなかった。

スパイスの本場インドではスパイシーなインド料理をご馳走になった。このとき印象深かったのがホテルオーナーの自宅にお呼ばれした時食卓を飛び交ったスパイスの効いた会話。以前「金融財政事情」に掲載した記事をご紹介する。

インドのお金持ち
インド自体は金持ちの国ではないが、何せ十億強の人口を有するので、実は世界でも有数の金持ちが多くいる国なのである。またインドにはケタ違いの金持ちもいる。そんな一人、一流ホテルの共同オーナーのK氏からゴルフに招待された。遺跡が点在し、その傍で孔雀が優美に羽根を広げてる美しいゴルフ場だった。

K氏は七十歳は過ぎているであろうか、背の高い堂々とした紳士である。しかしゴルフ場にあらわれたその服装を見てびっくりした。古びた、背中にいくつも穴のあいたゴルフウエアーを着ているのである。乗りつけてきた車も、運転手付だったが、おんぼろの小型車だ。一緒にいた人が、「金持ちらしくすると、この国では狙われるからね」といった。金持ちも楽ではないと思った。

夜はK氏の自宅に招かれたが、米国でも見かけたことがないほどの大邸宅で、ガードマンたちが銃を片手に忙しく警備にあたっていた。迎えに出たK氏は今度は綺麗な身なりだった。絵や調度品の、落ちついた贅沢さが、K氏の人となりを物語っている。K氏夫人も含めた八人の夕食会での会話が振るっていた。

まずその中の一人が自らの運命を記した古文書が収められたところに行った時の話をした。自分からは何一つ言っていないのに両親の名も、自分の職歴も言い当て、これから誰と結婚するかまで知っていたという。日本では「アガスティアの葉」という本で紹介されているが、このような、訪れる人の一生を記した古文書の集積所は、インド内に五、六箇所あるらしい。

K氏の妹夫妻は毎年瞑想ごもりをするし、修行をしないと体の調子が悪いと言う。さすが世界一の宗教輸出国である。精神的な話しが多い。
そして、ここで聞いた話で一番面白かったのが、インドの伝統医学として知られるアーユルヴェーダの療法、パンチャカルマの話である。インドでは病気は体に発生する毒素により起こると考えられている。そしてその毒素を除去するのがこのパンチャカルマの療法である。

これを行う医師はインドの伝統医学アーユリヴェーダを修めるので、かなりの精神修行や占星術の知識を有する。そのトータルな知識を駆使したこのパンチャカルマの療法を受ければ各種の慢性病が治り、脳溢血の後遺症で半身不随になった人でも体が動くようになるという。健康な人なら五〜十歳若返り効果が期待できるらしい。初めて聞く話だった。

私達皆、そして特にシニアになった資産家は健康に多大な関心がある。実際資産のコンサルティングをしていてもかなりの時間は健康のことを話題にしているように思う。克明な便の話、スイスで若返りの注射をしてもらう話など色とりどりである。

また資産家、とくに経営者は絶えず重要な判断をせまられる。そして問題の性格上、誰にも相談できず一人悩むことも多い。その為か経営者にはスーパーパワーを信じる人が多い。いいかえれば信じざるを得ないほど、辛い孤独な決断を日々迫られているともいえる。ナポレオンにもお抱えの占星術師がいたという。日本のさる大経済人にもお抱えの占い師がいた。
そう云えばインドの資産家のK氏のパーティーでの話題もスーパーパワーと健康の話に終始していたな、と改めて納得した。

ファイナンシャルアドバイザー
榊原節子
http://setsukos.jugem.jp/

最新本
『カモにならない投資術−人生後半からの負けないお金哲学』

at 12:55, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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超リッチのためのライフスタイルコンサルタント

先日、米国の「超リッチ(おそらく資産1000億円以上)の人たちのあらゆる相談事に乗る」というコンサルタント会社の社長に会った。例えば、南フランスに住居を持ちたい、家にある各種美術品や宝石類を処分したい、娘の寄宿学校を変えたい、最高の美容整形の医者にかかりたい・・・ こんなリッチな人の「投資以外のニーズ」に応えよう、というビジネスである。
先の例でいえば、南仏で住居を持とうかと考えている人に対しては既存の物件調査、内装の段取り、庭師、メイドなど使用人の面接にいたるまで全て引き受けてしまう。”日本ではこんなニーズはないだろうか?”、という相談だった。
確かに、超リッチな資産家だったら、海外の寄宿学校に師弟を送る人、海外に別荘を持つ人、海外の美容整形のお世話になる人、本場のオペラ三昧を楽しむ人、誰にとっても、特に世界の社交界から隔絶されている感のある日本人にとっては願ってもないサービスである。”顧客にとってベストな選択をしたいので、照会先からは一切コミッションは受け取らない”という。あるべき姿であろうと思う。
しかし、かなり高額と予想される料金を支払ってまでそのサービスを受ける人が果たして、どれほどいるだろうか?

超リッチな人は時間と労力を買って、自分のやりたいことにエネルギーを集中させる余裕があるはずだ。しかし日本人の場合は、資産管理ひとつですらファミリーオフィスを作って系統的にやろうとはしないのが現状。利用者はあまり出てこないのではないだろうか。
超リッチな人向けでなく、普通の人向けのこんなサービスがあったら、すぐにでもお願いしたいのだが。

ファイナンシャルアドバイザー
榊原節子
http://home.g02.itscom.net/sakaki/

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『カモにならない投資術−人生後半からの負けないお金哲学』

at 16:38, sakakibara_setsuko, スーパーリッチ

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