好きなもの、思い出のものに囲まれた生活
前回ご紹介したタイのモンコン・パチャリン夫妻の自宅はバンコック中心部から少し離れた飛行場の近く、マンゴーやヤシの木、熱帯の草花が生い茂り、巨大な鯉が泳ぐ池があり、とても落ち着く。
建物は鉄筋だが離れがあり、そこは日本風。竹のすだれがかかり、日本風の置物、炬燵、そしてなんと昔懐かしい三面鏡までおいてあった。いずれも日本にいた新婚時代(40年以上前)に購入したものだそうだ。別間には布団が畳んであった。日本人のお客向けだそうで、簡単なキッチンもついていた。
彼らは気に入ったもの、思い出の品に囲まれて暮らすのが好きなようだ。母屋の部屋数はやたらと多い。ビックリしたのは、彼らのお気に入りの部屋になんと米国でのレジデント時代に使っていたソファー一式が置いてあったこと。私たち一家が40年近く前に泊ったときベッドとして使わせてもらったソファーで、色もあせていない!パチャリン自身米国時代は毎日こまめに掃除していたという。ソファーの掃除などした覚えがない私はたまげた。
その他、ヒスイがはまった中国式屏風、アメリカのガレージセールで買ったという掘り出し物のティファニーのランプ、それぞれに思い出があり、物語がある。
以前読んだ本に「自分の好きなものだけを集めた自分の神棚をつくりましょう」という言葉があった。気分が落ち込んだときでもこのお気に入り神棚を眺め、自分の好きなアロマを炊き、音楽を聴くと、リフレッシュして自然に力が蘇ってくると著者が述べていたのに共感したものである。
でもモンコン夫妻のようにお気に入りの品物が多いと、とても神棚では収まらない。
ライフスタイルアドバイザー
榊原節子





































